2021/06/30 01:41

こんにちは!ALL SEASONS COFFEEの辻です!

今回はMelitta社から出ている「アロマフィルター」を紹介いたします。

Melittaはドイツのメーカーで 1908年に創業しており100年以上の歴史があります!
形状の特徴として、台形で底の穴が1つ小さく空いております。
カリタの台形ドリッパーと形は似ておりますが、
カリタは穴の数が3つでメリタは1つです。

抽出方法は蒸らしをした後、ドリッパーに示された目盛りまでお湯をゆっくり注いで待つだけ。
蒸らしを含めると合計2投で抽出ができてしまうという代物です。(メーカー推奨の淹れ方)
メリタ式抽出というらしいですよ。
手数が少なく簡単に美味しいコーヒーが淹れられるのは素晴らしいことですよね!



今回紹介する「アロマフィルター」は通常のメリタのドリッパーとは少し違いがあります。
1つ穴なのは変わりないのですが、穴の位置に違いがあります。


通常は一番底面に穴があるのですが、アロマフィルターは底から少し上の位置にあります。
お湯が粉を通り抜けてすぐに落ちるのではなく、少し液体がそこに溜まってから落ちるという構造です。
・抽出後の液垂れを防ぐ
・抽出時間が長くなりしっかり目のコーヒーが出来上がる
という意味があるそうです。

面白い構造ですよね!

底にある穴の位置を上げるという常識破りのドリッパー。
それではドリップして味わいを確認してみましょう。

...

メーカーさん推奨の抽出を尊重して同じように淹れてみることにします。
「ドリッパーにある目盛りまでお湯をゆっくり注いで待つ」とのことですが、
今回使用するアロマフィルターには目盛りの記載がありませんでした...
やはり注ぐお湯を数値化したほうが良いと思うので、
スケールを使って店舗で使用しているお湯と粉の比率で抽出してみます。

・コーヒー (15g、中細挽)
・お湯(90℃)

また、使用する豆は当店のルワンダを使用します。
青リンゴのようなフレーバーがあり、綺麗で繊細な印象があります。


1投目(蒸らし)
30gのお湯を全体にゆっくりと注ぎ30秒待つ。

2投目(最後)
スケールが240gになるまでゆっくりお湯をそそいでいく。
かなりゆっくり注ぎました!
落ちきったら抽出完了。

抽出後、フィルターを外してみるとアロマフィルター下部に
コーヒー液が少量残っておりました(写真撮り忘れました)

いざ飲んでみると、口当たりがよくクリアであまみたっぷりのコーヒーが出来上がりましたー!
少しだけライトな印象こそありましたが、ルワンダの味わいを引き出せていると思います。

これぞ100年越えコーヒーメーカーの実力。


2回だけの注ぎで美味しいコーヒーが抽出できました。
シンプルなレシピでおいしく淹れられるのがベストだと思うのでとても魅力的なドリッパーですね✨
蒸らし時間や挽目を変えてみてもまた表情が変わってきそうです。
シンプルだけど表現できる味わいの幅は広いのではないでしょうか。

値段も数百円とかなりお手頃価格。
皆さんもアロマフィルター買ってじゃんじゃんコーヒーをつくりましょう☕️