2021/07/14 12:43



こんにちは!ALL SEASONS COFFEEの辻です!

今回はハリオさんからでているドリッパー「スイッチ」を紹介いたします。

ハリオさんといえば円錐ドリッパー「V60」が有名ですよね。
このスイッチも実はV60なんですよ!
冒頭にあるドリッパーの写真の通り、形はV60と同じなのです。
何が違うかと言いますと、
通常のV60は「透過式」、スイッチは「浸漬式」です!

透過式はV60,カリタウェーブ,メリタなどの
いわゆる「ドリッパー」のことを言います。
お湯を注ぎ、粉を透過してコーヒーの出来上がり。

浸漬式(シンシシキ)で代表的なのはフレンチプレスです。
粉にお湯を注いで数分待ち、ステンレスのフィルターで濾してコーヒーの出来上がり。

どちらもメリット、デメリットがありますが、
スイッチは両方のメリットを兼ね備えた浸漬式ドリッパーなのです!

どういうことなのか見てみましょう。
その違いはドリッパーの底にあります。




この黒い物体こそが「スイッチ」の秘密です。
2枚目の画像でCLOSE,OPENとありますよね?


↑CLOSE


OPEN


黒い物体の中にパチンコ玉のような玉が入っており、
CLOSEにすると画像のようにパチンコ玉がコーヒーの通り道をせき止めて
ドリッパーにお湯を貯められるような構造になっております。
これをOPENにするとお湯が下へ流れてゆきます。

通常、フレンチプレスではステンレス製のフィルターを使用しております。
コーヒーの粉をお湯をにしっかり浸けて濾すのですが、
細かい微粉まで液体に流れてしまうので粉っぽく感じてしまうことも。

しかしこのスイッチではペーパーフィルターで濾しているため、
粉っぽさを感じることはありません。

まさにハイブリットドリッパー。

実際に、コーヒー淹れてみましょう。

...

レシピ
コーヒー豆 :18g , 中細挽
お湯 :240ml
浸漬時間 :2分
湯温 :95℃

説明書にレシピの記載がありますが、少し変えてみました。

使用した豆は当店のGuatemala。
オレンジのような明るい酸、ほのかに香るナッツのようなフレーバー。
とてもバランスが良い豆です。



手順1
粉をドリッパーに淹れてお湯をぐるぐる回しながら一気に240mlまで注ぎます。
そのまま2分待ちます。

手順2

2分後、スイッチをOPENにします。
コーヒーがサーバーへゆっくり流れていきます。
ここでドリッパーを軽く回し、撹拌してみました。
落ちきったら完成!

スイッチを押してから1分ほど落ち切るのに時間がかかりました。

実際に飲んでみると、ボディをしっかり感じられ、
とても明るい酸味を感じられました。
フイルターを通しているため、もちろん微粉がはいることがなく
クリーンな質感でした。
甘味、酸味、ボディ。
通常のドリップとは異なる味わいがしました。

...

お湯を入れて2分待ってスイッチを押したら出来上がり。
カップラーメンのように簡単に美味しいコーヒーができました。
誰でも美味しいコーヒーが淹れられるレシピって、とても魅力的。

スイッチという斬新な機能がついたドリッパー。
皆さんもぜひ試してみてください。