2021/09/08 23:50


こんにちは!ALL SEASONS COFFEEスタッフの辻です。

コーヒーを普段飲まれる方、カフェによく行かれる方。
エスプレッソ」を飲まれますか?
エスプレッソそのものやミルクに混ぜるカフェラテ、
水やお湯で割ったアメリカーノなど。
いわゆるエスプレッソ系のドリンクは普段飲みますでしょうか。

エスプレッソとはコーヒー豆を極細挽にして高い圧力をかけて
数十グラム程度の液体を抽出したものです。
細かいエスプレッソの定義はなんだかよくわかりませんが、、
要は「エスプレッソマシン」で抽出したコーヒーのことですね。

ドリップは家で淹れることができますが、
エスプレッソ系のドリンクはコーヒー屋さんでしか飲めないので
お店で飲むラテやアメリカーノは特別感がありますよね〜

家庭用エスプレッソマシンがあれば作ることはできますが、
お店にあるエスプレッソマシンは家庭用マシンより高い圧力をかけることができたりと、
100万円(マシンにもよる)以上するハイクオリティのものが多いです。
なかなかお店の味わいを再現するのは難しいかと。

今回は家で本格エスプレッソを飲みたいよ!という方におすすめ!
Flair Espresso」をご紹介致します。




こちらが「Flair Espresso」。
いくつかシリーズがある中で「Flair Pro 2 」というものです。
Flair Espressoは電力を使用せず粉とお湯をセットし、
レバーを下ろして圧力をかけて抽出する完全手動のエスプレッソマシンです。
電気を使わないため、流行りのキャンプでも使用することができます。
手動なので安定してエスプレッソを作るのは難しいですが、
自力で抽出する感覚が楽しいです。エスプレッソ作ってる感ありますよ。





付属品になります。左から、抽出ヘッド・ポルタフィルター・スクリーン・タンパー。
抽出ヘッドにはお湯を入れます。
ポルタフィルターには極細挽きの粉をいれるため、極細挽きができるグラインダー、ミルが必要になります。
そして、タンパーを使用して粉を押し込む「タンピング」という作業を行います。
これはエスプレッソならではの動作。
さらにタンピングしたその上にスクリーンを乗せる、、という手順になっております。
慣れないとえーっと次はどうすんだっけ、、みたいな感じで手間取ってしまうことも。




そしてこれが圧力計。
個人的にこれが一番カッコイイ!!
Flair Espressoにはこの圧力計が付属されていることにより、
レバーを下ろした時の圧力を可視化できるところが一番の魅力なのではないでしょうか。




エスプレッソが飛び散らないようにステンレスのスパウトが付属しております。
これをつけると、この穴からピューってでてきます。
このスパウトにさらに画像左側のパーツ(別売り)を付けることにより、ショットを分けることもできます。
スパウトを付けない方が抽出が見られて楽しいです笑

では、おうちでエスプレッソ、淹れてみましょう。

...

~ レシピ ~
コーヒー豆    :20g , 極細挽
お湯    :70ml
湯温    :91℃

準備

お湯を淹れるパーツにお湯を入れておき、予熱をする。




極細挽にした粉をポルタフィルターに詰めて平にするよう意識してタンピングし、上にスクリーンを乗せます。
平にするの、結構難しいですね、、、真上から見るとやりやすいかも。



予熱しておいたお湯を捨て、ポルタフィルターと装着しお湯を70ml(満タン)いれる。

そして圧力計を装着し、いざ抽出!!



最初は圧力計を見て3barくらい押して15秒キープします。ぽたぽた落ちるくらい。
粉全体に均一にお湯を浸透させる蒸らしの段階です。

15秒後、8barまで上げていきます。
フィルターの真ん中からトロっとエスプレッソが抽出されていたらよい証拠!
そしてもうお湯がないかな?と思ったら抽出完了!
30〜35秒あたりで抽出完了するといい感じです(今回は時間測るのを忘れてしまいました、、)



抽出されたエスプレッソ。
クレマ(泡)が浮いております!!
これはまさにホンモノのエスプレッソだー!!

味わいは、、
エチオピアの持っている繊細なフレーバーがダイレクトに感じます。
エスプレッソという少ない液体の中に凝縮されているイメージ。
これが家庭でも飲めるのか、、優越感に浸ります。

しかし、結構濃いめかつ、しっかりめのテイストでしょっぱさが気になります。
そして濃度感があるのに口当たりが水っぽい(トロッとしていない)ですね。
おまけに酸も強く感じてしまいます。
フレーバーは綺麗に出ているのに、、もったいない!
実は抽出時間も結構早かったのです。これは未抽出では?
よし、次は挽目を細かくし、圧力の抵抗を強めて抽出時間を伸ばしてみよう...
と、こんな感じでバリスタはエスプレッソの味わいを調整するのです。
店舗での調整も同じですが、色々調整してバシッと決まったエスプレッソはとても美味しいんですよ!
このFlair Espressoでめちゃくちゃ美味しいエスプレッソを淹れられたときはめちゃめちゃ感動しましたよ。
一人でにやけてしまうくらい嬉しかったです笑

そう、うまくやればコーヒー屋さんで出てくるレベルのエスプレッソを家で飲めるのです。

...

いかがでしょう、Flair Espresso。
マシンではボタンを押すと抽出されてまた押すと抽出がとまります。
しかし、Flair Espressoは完全手動。まさにエスプレッソの原点ですね。
全て手動な分、ブレが生じてしまうことがありますが
その分コントロールできる幅が広いため楽しむにはもってこいですよね。
「極細挽き」の範囲でも1メモリ挽目を変えるだけで結構味わいは変わるため、自由度は無限大。

ホットラテは難しいかもしれませんがアイスラテならミルクにエスプレッソを注ぐだけ。
それが家で飲めるなんて、贅沢でしょう!!

自分なりにアレンジして超うまいエスプレッソ、家で淹れてみましょう!